「のど」を開いてネイティブレベルの英語発音を手に入れろ

以前、【英語発音】ネイティブ並みの喉発音を手に入れるコツの記事で、ネイティブレベルの英語発音には「のど」が大事だと話しました。とはいえですね、どうやって喉使うねん！というお声も多く…より詳しく、英語学習とは別の観点からひも解いていきたいと思います。

この記事では、ネイティブレベルの英語発音に必要不可欠な「のどを開く」という感覚をボイストレーニングの観点から上達するための方法をご紹介します。

ネイティブレベルの英語発音は「口」は脱力がルール

ボイストレーニングの世界では、「正しい姿勢」「喉を開く」「腹式呼吸」の3つのポイントが必要条件だと言われています。特に英語を話すということにフォーカスを置くと、喉を開くことがとても大事で、また喉をしっかり開くためには口が脱力した状態であることが必要条件となります。

口が脱力したまま喉を開くようにするためには、リップロールという発声方法がとても効果的で、唇を閉じた状態で空気を出すことで唇をプルプルと震わせながら行います。これができるようになると、喉に変な負担をかけずに息継ぎする時にかかる圧力の調整が上手くなります。よく歌う前のウォーミングアップとして用いられるのですが、まさに英語を話す、特に英語発音を上達させるためには効果抜群の練習方法です。

ネイティブレベルの英語発音は「のど」を開くのがコツ

以前の記事では、英語喉発音の練習は寝起きにうがいが効果的とお話しました。これ本当の話で、寝起きのようにリラックスしていて、うがいのように強制的に喉を開く状況にすることがめちゃくちゃ大事で、これでざきやまの生徒のラグビー選手はRの発音を習得しました。そして口を脱力させている状態が必要条件であるともお伝えしました。そしてそれが喉が無理せず開きやすくなるのです。

喉を開くためには、まずは自分の喉がどのように閉じているのかを自覚する必要があります。 喉が閉じているのは、喉が上下に開けていないケースと左右に開けていないケースの大きく分けて2つです。

あなたの喉が「上下に開けていない」場合

喉ぼとけが上がっていて首やあごに力が入っていると、喉が「上下に開けていない」状態になります。必要な力が入っていないので響きが弱く、かたくて浅い声になりがちです。そういう時は、あくびをしている時の喉の状態にして声を出すようにしましょう。同時に表情筋を正しく使えると、無理なく喉が上下に開くので、目を見開いて（笑）口角もしっかり上げるとより効果的らしいです。

あなたの喉が「左右に開けていない」場合

首に力んでいるため、雑音が混ざったり母音が濁ったような声になっていると、喉が「左右に開けていない」状態と言えます。そういう時は、左右に首を軽く振って声を出す発声練習が有名です。首が力むことで眉間にしわが寄ったり、口角が下がって口の形が三角形になって、結果的に喉が力んで固まってしまいがちです。だからこそ力まなくても、無理に力を入れなくても声は出るという実感をつかむことが必要になってきます。

ネイティブレベルの英語発音は「のど」を鍛えろ

喉を鍛えるというのは、声帯自体を鍛えることができないので御幣がありますが、声帯を動かす筋肉を鍛えることは可能です。そこで大事なのが「輪状甲状筋」と言い、喉ぼとけを下げたり喉を開く時に使う筋肉です。

ネイティブレベルの英語発音の「のど」を鍛えるには喉ぼとけを使え

ネイティブレベルの英語発音を手に入れるには「のど」、つまり「輪状甲状筋」を鍛えることで声帯を思い通りに動かすことができるとお伝えしました。これは、喉仏の上下に動かしたり喉の開閉を繰り返すことで鍛えることができます。喉ぼとけそのものを動かすことで鍛えるという手法になります。

ネイティブレベルの英語発音の「のど」を鍛えるには裏声を使え

それに対して、裏声で繊細な声をコントロールする練習がとても効果的です。筋トレはしてもスポーツや実践で使えなければ意味がないのと同じで、声帯もまたきちんと使えなければ意味がないのです。ネイティブレベルの英語発音を出すためには裏声を出す練習が必要不可欠です。フクロウのような鳴き声、あれをイメージしながら練習するといいでしょう。

「のど」を開いてネイティブレベルの英語発音を手に入れろまとめ

いかがでしたでしょうか。ネイティブレベルの英語発音を手に入れるために、前回はシンプルに寝起きにうがいとお伝えしましたが、今回はまさにボイストレーニングの知識を使って説明しました。口は脱力、喉は開く。この2つのルールが、ネイティブレベルの英語発音へのカギとなることが分かりましたね。喉ばかりに気を取られがちですが、口の脱力も同じくらい大事だということは絶対に忘れないでくださいね。