日本国内においては、多くの企業でTOEICのスコアを英語力の指標として用いられていることが多いですが、英検(実用英語技能検定)やTOEFL iBTなど、国内で受験できる英語試験はたくさんあります。
今回は、現在持っているTOEICのスコアをベースに、他の英語試験にチャレンジしたいという方、もしくはこれからTOEICに挑戦したいという方に向けて、英語試験別の換算スコア(目安)をご紹介します。
TOEICを他の英語試験と比較すると?
それぞれ試験の形式が大きく異なるため、あくまでも目安ではありますが、TOEICを他の英語試験と比較した場合の換算表は以下の通り。
今回は、日常会話からビジネス、アカデミックまで、多岐な場面における英語運用能力を測定する「英検」と、主に大学・大学院などのアカデミックな場面で必要とされる英語力の測定に使われる「TOEFL iBT」と比較しています。
TOEIC | 英検 | TOEFL iBT |
- | - | 110〜120 |
880〜990 | 1級 | 100〜110 |
800〜879 | 準1級 | 90〜99 |
730〜799 | 準1級 | 79〜89 |
665〜729 | 準1級 | 71〜78 |
590〜664 | 2級 | 61〜70 |
490〜589 | 2級 | 51〜60 |
410〜489 | 準2級 | 41〜50 |
299〜409 | 4級〜3級 | 31〜40 |
0〜298 | 5級 | 0〜30 |
TOEICの平均スコアである600点は、英検でいうと2級レベル、TOEFL iBTでは61くらいのスコアであることが分かります。
現在の自分のスコアから、英検の受験級やTOEFL iBTの目標スコアを決める目安にもなりますし、今の英語力で取得できそうなTOEICのスコアを予想する指標にしてみてください。
問題形式に合わせた対策が必要!
ただし、いざTOEICを受験してみると、換算表で予想していたスコアまで届かなかった……というケースもしばしば。
冒頭でも説明しましたが、英語力を測るという点では同じであっても、英検やTOEFL iBTは、スピーキングやライティングも含めた4技能を満遍なく測るのに比べて、TOEICはリスニング・リーディングの2セクションのみ。
また、全ての試験で行われるリスニング・リーディングセクションでも、各試験によって問題の出題形式や傾向が大きくことなるため、受験する試験にあった対策をしていなければ、問題形式に慣れていないために、本来の英語力をしっかりと発揮できない場合もあります。
換算表を見て「これなら~点は取れそう!」と安心してしまわずに、目標に合わせた対策をしっかりと行って受験に臨みましょう。