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【英語学習】忙しい社会人が絶対に忘れない6つの記憶の仕組み

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以前下記2つの記事にて、

  • 【英語学習】忙しい社会人が英語学習を習慣化させる英語学習法
  • 【英語学習】忙しい社会人が英語学習を習慣化させる目標設定

いかに効率的に習慣化させるかについてお話しました。

 

習慣化ができるようになればいいと思っていませんか?

 

あなた
え、継続が命じゃないの?!
でもきちんと頭に入ってなかったら意味ないよね。
ざきやま

 

そう…

いかに定着率を上げるか、

つまり記憶力も大きく関わってきます。

 

あなた
覚えるの苦手だな…
これも脳科学を使えばカンタンだよ!
ざきやま

 

 

Contents

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組み:情報をシンプル化せよ

英語学習だけではなく全てにおいて

(※もちろん仕事も同じです)

情報がいかにシンプルかどうかが記憶力に関わってきます。

 

スマホがあるだけで集中力に関わってくる話は以前にもしましたが、

英語の学習中に聴く音楽ですら記憶力に大きく関わってきます。

 

<たったそれだけでも脳の邪魔になっちゃうの?!

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには自然音を取り入れろ

基本的に自然音を除いたあらゆる音楽は

記憶力を落としたり集中力を下げるということが分かっています。

 

もちろん音楽自体に気分を良くする効果があるので

長時間英語学習をすることができますが効率の部分でまるでダメです。

 

また記憶のスピードを計測した実験では音楽を聴くと記憶力が下がった結果もあります。

記憶には繋がらなかったということです。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには好きな音楽を勉強前に聴け

あなた
音楽は聴いちゃダメっていうこと?
音楽は勉強中ではなく勉強前に好きな音楽を聴くといいよ!
ざきやま
あなた
モチベーションアップにつながるからだね!

 

基本的には無音の状態で英語学習するのが良いのですが、

それでも英語学習に集中できないのは緊張が強すぎることが問題です。

 

対処として自然音を聴くことで集中力を上げすぎず下げすぎない状態を保つことが可能です。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組み:書くのではなく暗唱せよ

英語学習で一番ダメなことが1つあります。

これは多くの人たちが行っていて一番効率が悪いです。

 

あなた
僕はたくさん書いて英単語覚えているよ!
それがまさにダメ。
ざきやま
あなた
え?!

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには想起回数を増やせ

英語学習において一番効果的なのは

英単語を暗唱して覚えることです。

 

暗記するメカニズムはどれだけ思い出すか…

その想起回数を増やすことがミソで質の良い暗記につながります。

 

あれ何だっけな~~~

っていうあれがまさに「想起」です。

 

思い出せそうで思い出せないのを何度も繰り返すのが

質の良い暗記(長期記憶)につながるわけですが、

これは「書く」という行為と直結していないのは分かりますか?

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには書くより暗唱せよ

あなた
でも学校でよく例文たくさん書かされたよ…
1文書いている5秒間に5回暗唱できるよね。
ざきやま
あなた
たしかに…

 

何度も言いますが想起回数がポイントなので

1回書くよりも5回暗唱して覚える方が圧倒的に

スペルも意味も発音も覚えることができます。

 

英語学習をいかに効率的にするかという話をしてきましたが、

こういうところでも大きく差が出てくるでしょう。

 

最新の英語学習法は「えんぴつ」はもう必要ありません。

 

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組み:記憶率を上げる黄金比を利用せよ

英語学習における「記憶率を上げる黄金比」というのが脳科学で分かっています。

 

コロンビア大学心理学者アーサー・ゲイツ氏、

彼は暗唱というアウトプット行為が記憶に与える影響を調べていました。

 

つまり「読む時間:暗唱する時間」のベストの比率を調べていたんですね。

 

 

英語学習法の記憶率を上げる黄金比は3:7

1日8時間の活動時間の中で

何時間教科書を読んだり授業を受けたり

何時間問題集を解いたりアウトプットしたり…

 

実験の中では小学校3年生~中学2年生を対象に

グループごとにインプット:アウトプット比の時間配分を変えて

「紳士録」を覚えさせ3時間後にテストを受けさせました。

(※社会的な人物の略歴などが書かれた書物)

 

結果40%をインプットに使ったグループが一番スコアが高かったそうです。

 

年長のグループがインプットにかける時間が30%で

かつインプットに全力を注いだグループと比べると

成績が30%も高かったということが結果として出ています。

 

感覚的に70点と100点くらいの差があるよね。
ざきやま
あなた
それは大きい…

 

 

英語学習法を忙しい社会人が効率よく記憶するにはアウトレットで

つまりインプットに30%くらい時間をかけると

最高のパフォーマンスを得られるということから、

特に社会人はインプットに長けているので

さっさと終わらせてアウトプットしまくる一択でしょう。

 

また記憶は反復ゲームだと知っているあなたは、

英語学習の時間よりも頻度を増やすことに意識してみてください。

 

つまりアウトプットメインの英語学習に

短いインプットの回数を間あいだに入れてあげる感じです。

 

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組み:記憶後の40秒で復習せよ

英語学習にはたくさんの暗記が伴いますが、

また時間が経ってしまうとほとんど忘れがちですよね…

 

 

あなたがそうならないためにも

短時間で新しいことを記憶しやすくなるための方法

についてご紹介していきます。

 

 

英語学習を効率よく記憶するには40秒後に復習せよ

イギリスのサセックス大学の研究によると、

何かを記憶した直後に40秒間の復習をしただけで

2週間後に記憶できている情報が飛躍的に多いことが明らかになりました。

 

実験内容としては、

参加者を2つのグループに分けに26本の動画を見せました。

  1. 動画を見た後に内容を思い描くか声に出して説明するグループ
  2. 何もせずただ動画を見るグループ

それで2週間後に覚えているか確認テストを実施したところ、

後者のパターンで見た動画はほとんど何も思い出せず、

前者のパターンで見た動画はほとんどの詳細を思い出すことが出来た。

 

あなた
そんなに違いが出るもんなの…?

 

何度も言いますが記憶は反復ゲームなのです。

 

実験の際に同時に行ったMRI検査の結果を見ても

40秒の復習を行った際は脳の後帯状皮質が活性化していました。

 

後帯状皮質は我々が休んでいる間にも

活動しているDMNという領域に属していて、

その中で中心的な役割を果たしていると考えられています。

 

つまりほんの少しの時間の復習をしただけで

すぐに忘れてしまうような新しい記憶でさえも

1~2週間記憶可能になるということが分かりました。

 

授業を聞いたり本を読んだ後に

40秒間だけでも復習する時間を持つことで

その情報をより長期記憶として保存しやすくなるのです。

 

 

英語学習を効率よく記憶するには10分休憩法も併用せよ

英語学習を効率よく習慣化するためにサボれ

ということにも以前言及したと思うのですが、

記憶の仕組みからしても「休憩する」ということはとても大事です。

 

英語学習に10分休憩を取り入れましょう。

英語学習の時間を決めるのではなく休憩時間を固定するのです。

 

英語学習を2分でも5分でも10分でも頑張った後は

必ず10分休憩を取るというメソッドで、

  • 勉強へのハードルを最小限にすることができる
  • 疲れたタイミングで休憩するので効率的に疲れを癒すことができる

というメリットがあります。

 

この10分休憩法をする前に40秒復習法を取り入れるのが

英語学習の暗記にとても役立ちます。

 

この時大事なのが人に説明するようにして復習すること。
ざきやま

 

これはラーニングピラミッドで後述しますが、

人に説明するというのは記憶の定着に最も効果的で、

人に説明しようとすることで初めて理解が足りない所が認知されたり、

より強固な理解に繋がったりするのです。

 

つまり英語学習したものを

あいまいな状態で脳に残しておくのではなく、

あいまいに理解している内により強固にしておくことで

英語学習を長期的な記憶に結びつけることができる。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組み:記憶のゴールデンタイムを捉えよ

英語学習した内容をしっかり頭に定着させるための適切なタイミングについて

科学的に根拠のある方法を紹介していきます。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには17分を使いこなせ

ウォータールー大学の研究によると、

1時間の講義内容を復習する際の最も効果的な復習タイミングと所用時間は、

  • 1回目:24時間以内に10分間
  • 2回目:1週間以内に5分間
  • 3回目:1ヶ月以内に2~4分間

 

つまり1ヶ月の合計で17~19分間。

 

たったこれだけの時間を復習にあてることで

最初に勉強した時と同程度の記憶を1ヶ月以上キープすることができたそうです。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するにはエビングハウスを理解せよ

エビングハウスの忘却曲線を見れば分かりますが、

記憶量は時間に比例して減っているわけではないということが分かります。

(※1日目で急激に減ってその後は徐々に減っていくという形)

 

出典:忘却曲線 - Wikipedia

 

だから復習をする際は記憶が急激に減りかける24時間以内に

1回目の復習をして記憶を100%に戻すことが重要です。

 

1回復習すると今度は緩やかに減っていく、

つまり最初に勉強した時に比べて忘れにくくなってくる。

 

だから1回目の復習を24時間以内にすれば

2回目の復習は1週間以内でもいいということになる。

 

こうやって記憶が完全に失われる寸前に復習することによって効果的に記憶を定着させられる。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには記憶する時間を節約せよ

さらにエビングハウスの研究によると、

一度思い出すと最初に勉強した時に比べて忘れにくくなるほか、

覚え直すのにかかる時間も短くて済むことが分かりました。

 

彼は無意味な3文字の羅列を覚えてそれを思い出せるかどうかを調べる実験を行いました。

(例)rit, pek, tas...

 

そして2回目以降に覚え直す際に

最初に覚えた時と比べて完全に覚える時間を

どれだけ節約することができるかということを調べ、

そしてそれを節約率として表した結果が下記になります。

 

記憶の節約率

  • 20分後:58%
  • 1時間後:44%
  • 9時間後:35%
  • 1日後:34%
  • 2日後:27%
  • 6日後:25%
  • 1ヶ月後:21%

(※1日後の節約率34%は最初に覚えるのにかかった66%の時間で覚え直せるという意味)

 

例えば最初に10分で覚えたならば、

翌日には6~7分で覚え直せるということです。

 

1ヶ月後だとその値は21%になるので

復習するタイミングが後々になってしまうほど

覚え直すのにかかる時間が多くなっちゃいますよね。

 

だからこそベストタイミングで復習を繰り返すことが大事。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するには脳をだませ

なぜそんなに復習が大事なのか?

それは脳の仕組みを見れば明らかです。

 

脳の海馬という部分が何を記憶するかを選別しているのですが、

その記憶の選別基準というのが生命の存続に必要かどうかで決まります。

 

海馬が必要ないと判断すればすぐに忘れちゃいます。

 

でも英語学習で得た知識って当たり前ですけど

あなたの生命の存続に直結するわけじゃないですよね…

 

だからめちゃくちゃ忘れやすいんですよ。

 

ただ生き死にに関わらない知識だったとしても、

何度も繰り返し脳に送り続けることで海馬は

生きていくために必要な知識だと認識し始めます。

 

ざきやま
脳をだましているんだね![/st-kaiwa]

あなた
だから反復が記憶に直結するんだね!

 

また知識を記憶するためにはインプットするだけでなく

アウトプットすることもめちゃくちゃ大事です。

 

海馬は目で見ただけの知識よりも自分で使った知識の方を圧倒的に優先するからです。

 

だから「記憶の黄金比」を併用して使いこなすことで

英語学習の知識を効率的に記憶し定着させましょう。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組み:アクティブラーニングを心がけよ

英語学習の知識を確実に定着させるためには

アクティブラーニングを心がける必要があり、

ラーニングピラミッドを理解することが大事です。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するラーニングピラミッドとは

NTL Institute(アメリカ国立訓練研究所)の研究にて、

典型的な7つの学習方法を学習の定着準に分類しピラミッド型の図にまとめました。

 

 

  • 講義を受ける→5%
  • 読書をする→10%
  • 視聴覚教材を用いる→20%
  • デモンストレーション→30%
  • グループ討論をする→50%
  • 自ら体験する→75%
  • 他の人に教える→90%

学習定着率を高めるラーニングピラミッドとは?効果的な学習方法 | For your LIFE

 

ラーニングピラミッドの全体的な傾向について見てみると、

単に講義を受けているだけだと学習定着率は5%と低く、

覚えたことを他の人に教えるとその学習定着率は90%程度まで跳ね上がるということで、

つまり学習者にとって講義を受けるなどの受動的な学習環境ではなく、

教えるなどのより自分の頭で考えた能動的な学習がより効果的なんだということを示している。

 

この研究結果は最近になってすごく支持されるようになり、

例えば文部科学省はこれからの学校教育に図の下段にあるような

アクティブラーニングを取り込もうとしています。

 

2020年に改変される幼稚園から高等学校を対象にした学習指導要領に

主体的・対話的で深い学びの実現を挙げていますし、

先生からの授業を受けるだけじゃなくて自分で調べて考えて発表する

ということを繰り返すことによって生徒が社会に出ても通用する

主体性とか対話力を高めようとしています。

(文部科学省資料より引用)

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するラーニングピラミッドのメリット

1つ注意点を挙げると、

最近の研究では平均学習定着率の数値そのものについては

そこまで信頼できないっていうことが分かっているんですけども、

ラーニングピラミッドの傾向が示す「アクティブラーニングに効果がありますよ」

という事実は十分信頼できます。

 

例えば、ワシントン大学の研究によると、

この後にテストがあると伝えられたグループと、

この後に他の人に教えると伝えられたグループを比較すると、

後者のグループの方が正確に思い出せる確率が28%も高くなった。

 

で、この理由としては、

人に説明しようとしたり自分で考えることによって

自分が理解していない所が浮き彫りになると、

例えばあるテーマについて説明してくださいって言われた時に、

分かんないところで詰まっちゃうわけですよね。

 

で、そうやって自分の弱点を認知して重点的に学習することができるので、

全体的な学習効率が高まるわけですね。

 

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶の仕組みのまとめ

いかがでしたでしょうか。

 

英語学習を忙しい社会人が効率よく記憶するためには、

  1. 自然を取り入れることで脳にインプットする情報をシンプル化せよ
  2. 英語学習は書く時間より暗唱する時間を活用して想起回数を増やせ
  3. 英語学習はインプットよりアウトプット7割で記憶率を上げよ
  4. 英語学習後すぐ40秒で復習することで記憶率を上げよ
  5. 英語学習は忘却曲線を活用し1ヶ月に17分復習せよ
  6. ラーニングピラミッドを理解しアクティブラーニングせよ

 

という6つのテクニックがとても効果的ということでした。

 

毎度のことですが英語学習に限らず

どんなことでもこの記憶の仕組みは活用できます。

 

時間を効率的に制する者は英語学習を制しますよ!

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