イギリス留学といえばIELTSでの英語の点数は必須ですね。
UKBA(UK Boarder Agency)が求めているもので、
大学側がというよりも国家が求めているものです。
イギリス留学で生活していく上で、
イギリス留学で授業を受ける上で、
英語力に問題はないですか?という確認です。
当然、イギリス系列の国に留学するのであればIELTSは使えます。
最近でも北米留学でも普及されていますね。
イギリス留学に行きたい!
IELTSで英語力アップを図りたい!
そんなあなたのための記事となっています。
Contents
イギリス留学の前に攻略するべき英語|TOEFLかIELTSか
イギリス留学に使える英語テスト|TOEFL
TOEFLはアメリカを中心とした国が
英語力を測るアセスメントテストとして扱われています。
何よりの特徴はパソコンを使ったテストという点です。
TOEFLのテストは約4時間以上とかなり長丁場で、
TOEFLのリーディングは3~5パッセージと言われており
TOEFLを受けるまで分からないという…
1パッセージ約600~700語と、
大学受験の長文と同じくらいの長さといった感じです。
リスニングはもちろんアメリカ英語で話され、
個別にヘッドホンで会話や講義などの長い英文を聞いた後に
その内容についての問いに選択肢から回答するという流れです。
スピーキングは当然パソコンに向かって話さなくてはいけません。
そしてその録音データが採点されます。
パソコンでのテストということもあり、
秒数が厳しく区切られているというのは難易度UPですよね…
TOEFLにはIntegrated Task(複合問題)というのも存在します。
リーディングやリスニングをした上でのスピーキング問題という形式で
話すだけではなく読解力やリスニング力も同時に問われるので難易度が高いです。
ライティングは問題数2問で、タイピングが得意な人には朗報だと思います。
文章を読み、その内容に関連したレクチャーを聞き、
内容を整理して文章にまとめるという総合的な能力が試される問題です。
留学生活と同じフローを意識して作られているのが特徴です。
イギリス留学に使える英語テスト|IELTS
IELTSでは一方、紙ベースで行われるのが大きな違いです。
なのでスピーキングのテストも対面接官のインタビュー形式で行われます。
IELTSは相手が人なので相手の反応を見ながら答えたり質問を聞き返したり、
IELTSを受ける人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
またIELTSのテストは所要時間約2時間45分とTOEFLより短めです。
IELTSで難易度が高いと言われる1つの要因として、
リーディングが1パッセージ約900語と超長文であることが挙げられます。
ただし問題数は3パッセージと決まっているため戦略は立てやすいです。
IELTSリスニングはイギリス英語を中心とした
さまざまな国の英語アクセントを耳にすると思います。
これをIELTSのデメリットに思われるかもしれませんが、
逆に言えばIELTSを勉強すればかなり英語力アップします。
IELTSリスニングでは英文の放送を聞きながら
図や文章の一部分を単語やフレーズで穴埋めする形式の問題が多く出題されます。
リスニング問題の合間に回答を確認する時間や回答を書き込む時間を与えられるのもポイントです。
IELTSもTOEFL同様に2つのパートに分かれています。
- 図表やグラフで示されている情報についてレポートを作成(150 words)
- 与えられたトピックについてエッセイ(小論)を作成(250 words)
IELTSやTOEFLはアカデミックライティングなので、
客観的に(objectively)簡潔に(concisely)書くことが大事です。
イギリス留学を考えるのであればIELTS一択
イギリス留学に行くのであれば結局のところ
IELTS一択なんじゃないかなと思います。
理由は以下5つ。
- TOEFLは受ける直前まで不確定要素が多すぎる
- パソコン相手に実力100%を出し切るのが難しい
- IELTSスピーキングはリアル英語として練習になる
- イギリス留学に行くならばイギリス英語に慣れるべき
- IELTSはTOEFLよりも一般的な英語力にフォーカスしている
TOEFLはやっぱり不確定要素が多すぎるのと
所々で難易度が高く設定されているのがデメリットです。
イギリス留学するにあたってもしあなたが
イギリス留学の斡旋会社に頼るのであればきっと
イギリス英語に特化かつIELTSに特化しているはずです。
(※イギリスの留学会社でTOEFL指導している会社はほぼ無い…?)
以上の理由からイギリス留学するのであれば
IELTS対策をしっかりするのが一番良いでしょう。
イギリス留学の前に攻略するべき英語|IELTSリーディング
IELTS対策は何から始めたらいいの?
というあなたこそリーディングから始めてみましょう。
ざきやまおすすめのリーディング学習法で
- リスニング力
- スピーキング力
といったアウトプット型のスキルにまで影響します。
英語を英語で理解するための勉強法なのでかなりおすすめです。
イギリス留学に必要な英語力は音読からスタート
イギリス留学にしろIELTSの勉強にしろ、
英語学習全ての基礎は「音読」にあると言っても過言ではありません。
こちらの記事でも詳細に触れていますが、
英語を英語のまま理解するために必要な2つのポイント。
- 8割スピードで音読し2割の余裕で先読みする
- 英語を前から意味のカタマリで区切って音読する
日本語で読む時と同じように先読みできる余裕を持つこと。
英語を意味のカタマリで区切ることで理解しながら読み進めること。
これらに気を付けて音読することで、
イギリス留学での膨大なリーディングをこなすことも可能です。
イギリス留学に必要な英語力は読解力でステップアップ
単語力と文法力があればリーディングできる!
なんて方もいらっしゃいますが半分間違いです。
日本人の僕たちでさえ日本語(現代文)は満点じゃないでしょう?
読み違えることなんて多々あるからです。
そこで大事になってくるスキルがリーズニングというものです。
- なぜ自分はその回答を選んだのか
- なぜ実際はその解答になるのか
この「なぜ」を明確にすることこそがリーディングの読解力に直結します。
例えば問題を間違えた時に、
なぜこの選択肢は間違いなんだろう?
どこにその根拠が書いてあるんだろう?
これは問題を解く時にも復習する時にも使えます。
これを考える時にこそリーディングの読解力は上がります。
イギリス留学の前に攻略するべき英語|IELTSリスニング
IELTSリスニングって日本人にとって一番の難関ですよね…
聞けなければ会話にすらならないですから。
日本語は意味の言語に対し、
英語は音の言語であることから
英語特有の音に対する理解から入る必要があります。
初めてのイギリス留学で
How are you?をHow old are you?と間違えた
ざきやまでもイギリス留学を終えることができたんです。
この記事を読めばきっとあなたもリスニングできるようになりますよ!
イギリス留学に必要な英語力は音の理解からスタート
英語の音を理解しないと
あなたの脳は雑音だと判断しリスニングができない
という現象に陥ってしまいます。
だから英語のシャワーは意味ないんですよね。
イギリス留学に行って雑音のシャワーを浴びて
英語力が上がらないまま帰ってきた!
なんてことも全然ありえちゃうわけです。
英語のシャワーを意味のあるものにするためにも
英語に特有な音をしっかり理解していきましょう。
IPA(国際音声記号)と呼ばれるものがあります。
これを理解できるようになると英語の音にも敏感になり、
結果的に英語を「音」として理解できるようになってきます。
これこそがイギリス留学の前に攻略すべきリスニングのポイントです。
イギリス留学に必要な英語力は意味のカタマリでリスニング
先ほど音読の話でも触れましたが、
音読は実はリスニング力にもつながります。
英語力をグンと上げる音読のすごいところは
英語を英語のまま前から順に理解できるようになること。
それはリーディングであろうがリスニングであろうが同じこと。
英語力を伸ばすために必要な要素を養えます。
リスニングする際も同様に、
話し手の息継ぎを意識して聞いてみましょう。
(※実際のネイティブレベルだと優しくないですが…)
そうするといつも以上に聞き取りやすくなりますよ!
イギリス留学に必要な英語力はディクテーションで仕上げの練習
ディクテーションはかなりレベルが高いんですけど、
聞いた英文を一言一句書き出す練習をしてみましょう。
短い文章から始めてOKです。
短い文章ができなければ長い文章でも無理なので、
これこそコツコツ練習をすることが大事です。
こちらの記事でリスニングに関して詳細に書いてあります。
【英語リスニング】発音で英語が勝手に耳に入ってくる裏ワザ大公開!?
イギリス留学の前に攻略するべき英語|IELTSライティング
ライティングはなかなか点数が上がらない科目で
どうやって勉強したらいいの?という意見も多いです。
イギリス留学に必要な英語力は基礎文法力からスタート
英語の基礎力があるかどうかは
ざきやま自身には分かりかねますが、
だいたいIELTS5.0あれば普通だと思います。
大学受験でそれなりに勉強したのかな、という印象です。
脱・初心者したあなたに向けたライティング攻略法をご紹介します。
イギリス留学に必要な英語力はライティングテンプレートで攻略
結局はテンプレートなんですよね、ライティングって。
だいたい以下のような感じになります。
①導入(主張)
②意見1+根拠
③意見2+根拠
④反対意見+論破
⑤結論(主張)
間の具体部分はいろいろ組み替えてOKです。
要はBよりもAだと言えるようにしたいだけなので。
このだいたいの型でIELTS6.0くらいまでは狙えます。
それ以上は模範解答などサンプルをたくさん読んで
自分の糧にする人が多い印象があります。
イギリス留学に必要な英語力は模範解答からたくさん学んでレベルアップ
IELTS6.0を目指す人もぜひやってほしいのが
たくさんの模範解答を読み込むこと。
学ぶは真似ぶとよく言ったものでして、
やはり良い文章に巡り合うことが一番のコツです。
(これを言語心理学でプライミング効果と言います)
IELTS Practice.Org - IELTS Practice Tests and Preparation Tips
ググればこういったサイトがたくさんあります。
読み込んで自分なりに分析して落とし込めばかなりレベルが上がります。
IELTS7.0以上を狙う方はぜひワードチョイスなどの
細かい部分にしっかり目を向けていけばいいでしょう。
イギリス留学の前に攻略するべき英語|IELTSスピーキング
IELTSだけではなくTOEFLや日常英会話でも言えることです。
英語力がかなりあったとしても
話すネタがなければ何の意味もないですよね…
このことに気が付いている人が
あまりにも少ないので今回ご紹介致します。
イギリス留学に必要な英語力はマインドマップからスタート
スピーキングだけではなくライティングにも言えるのですが
トピックってだいたい似ていることが多いです。
- Education(教育)
- Society(社会)
- Technology(テクノロジー)
- Environment(環境)
- Health(健康)
- Economy(経済)
こういったトピックに紐づく議題を枝付けしてあげます。
その中でトピック間で相関性の高いものが出てきます。
そこが大きなポイントです。
例えば教育問題において、
子供の部活の話はきっと健康にも関連付けることができます。
他にも環境問題において、
プラスチックの削減はダイオキシンと関連付ければ
健康問題にも紐づけることが可能になってくるでしょう。
こういうマインドマップを頭の中で
広げることができるということは
話すネタがあるということです。
(※もちろんですけど日本語で考えてOKです)
だから英語力があればスラスラ話すことができるんですね。
イギリス留学に必要な英語力は反対意見も言えるのがポイント
マインドマップを使って自分の意見を言う、
これは第一ステップです。
その次に大切なことは、
嘘でもスラスラ言えるようになることです。
とても大切なのでもう一度書きます。
嘘でもスラスラ言えるようになることです。
何より詰まることが大きな減点ポイントなので
自分はそう思っていなくても答え続けることがポイント。
IELTSやTOEFLをはじめとする英語のテストにおいて
真偽に関しては一切点数に関与しないんです。
マインドマップにも反対意見を付け加えておけば
英語で話す時に話しやすい方を選べばいいのです。
これがマインドマップのすごいところです。
イギリス留学に必要な英語力は発音力でやっぱり決まる
試験管も人間です。
第一印象というものはかなり大きく影響します。
IELTSで目の前にいる試験官だけでなく、
ボイスレコーダーを通して聞いている試験官…
この人に大きく響くのは「音声」だけです。
それがゆえに英語の発音が良いというのは
いわゆる音声の第一印象となりうるのです。
これはビジネスの場でも同じです。
First impressions last.
「第一印象がものを言う」
海外ドラマSUITSのこの名言にもあるように
第一印象はビジネスマンにとってそれほど大事なものです。
発音に関しての記事はこちらからぜひ。
【英語リスニング】発音で英語が勝手に耳に入ってくる裏ワザ大公開!?
IELTSで英語力アップ!ビジネスマンのためのイギリス留学まとめ
- IELTSかTOEFLなら多角的にIELTS一択
- IELTSリーディングは長いけど対策取りやすい
- IELTSリスニングは音読でしっかり英語のまま理解
- IELTSライティングはテンプレと模範解答でレベルアップ
- IELTSスピーキングはマインドマップを使って話すネタを増量
- IELTSだけではなくビジネスの場でも英語発音はやっぱり一番大事
いかがでしたでしょうか。
イギリス留学までの英語学習ロードマップが
頭でイメージしやすくなったのではないかと思います。
IELTSはイギリス留学だけではなく
海外移住する際にも使える英語スキルなので
英語学習のモチベーションにもなると思います。
IELTS対策の英単語に関してはまた別途お話したいと思います。