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【英語】カルロス・ゴーンの記者会見から読み解く英文法!パールハーバー発言の意図とは

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2018年末、日本を突然出国してレバノンに入国したカルロス・ゴーン被告が8日にベイルートで会見しました。

 

以前まで日産自動車会長だったけど、あの人何をやったの?

 

そう思われる方も多いようで、軽くまとめてみました。

 

 

そもそもカルロス・ゴーン氏がした問題って何?

 

ゴーン氏が容疑にかけられているのは以下の2つです。

 

脱税(金融商品取引法違反)

 

いわゆる脱税なのですが、「有価証券報告書の虚偽記載」というやつ。

簡単に言うと、日産での役員報酬をサバ読んで日産の株主に報告してしまったのです。

 

しかも二度。

  • 2011〜2015: 約80億円 → 約40億円と報告
  • 2016〜2018: 約70億円 → 約30億円と報告

 

 

会社の私物化(特別背任罪)

 

株とか不動産投資…

いろいろ個人で投資ってするじゃないですか。

 

ああいう私的な投資で生じた損失、これを日産のお金から補填するなどして会社に損害を与えました。

特別背任罪と呼ばれるもので、要は「会社の私物化」です。

 

  • 2008: リーマンショック要因の18億5,000万円損失を日産に付け替え
  • 2009〜2012: 日産子会社から信用保証で協力したサウジアラビアの実業家ハリド・ジュファリ氏に対して約16億円という大金を不正に送金
  • 2015〜2018: オマーンにいる知人オーナーの販売代理店に「中東日産」を通じて日産の資金(CEOリザーブ)を不正に支出し、5億6,000千万円を流用(同ルートで2012〜2018年に合計約35億円)

 

 

 

脱税と会社の私物化は問題なのか?

 

  • 役員報酬を少なく見えるよう細工
  • 会社のお金で高級車を購入

特に聞き慣れているため、今更なぜカルロス・ゴーン氏だけがこれだけ取り上げられているのか…

もちろん、有価証券報告書の正確な明記は法律で義務付けられてる。

そのため虚偽記載は刑事罰の対象になります。

 

 

 

ゴーン氏逮捕の背景に日本とフランスの影

 

事実:ビジネス上、ルノーと日産は対等関係

マクロン大統領(仏):日産をルノーの完全な子会社にすることを目論見

*ルノーの筆頭株主はフランス政府であるため、絶大な影響力

*マクロン氏は日産の自動車工場をフランスに造ることで雇用を生み出し、下落した支持率を回復させたかった

日産:このままだとフランスに乗っ取られてしまう…そや、ゴーン売ったったらええねや

 

伊藤 博敏(経済事件専門)

西川廣人社長以下、日産のプロパー社員たちが反抗。ゴーン氏の不正を告発し、東京地検特捜部に訴えました。地検は『司法取引制度』を適用。本来ならゴーン氏の不正に気づけず協力した日産幹部の責任も問われるはずですが、日産の刑事処分を軽くしてもらう代わりに、幹部が捜査に協力するという約束が交わされた。日本の大企業である日産が、フランスの企業になることを避ける政治的な目的で行われた “国策捜査”とも考えられます

一体何をやった? 今さら聞けないカルロス・ゴーン事件の真相 (1/3ページ) - zakzak

 

 

会見を見た人なら分かるかと思いますが、ゴーン氏はかなり自己主張の強い人です。

保釈された後、法的な反撃に出るということも全然ありえる話です。

日産がゴーン氏から損害賠償請求されるということです。

 

どうなるか見ものですね。

 

 

 

ゴーン氏が例えた「パールハーバー」が気になる!その意図とは?

 

 

一部ではゴーン氏の「パールハーバー」の例えに対して賛否両論、飛び交っているようです。

今回はそのスクリプトをご用意しましたので、一緒に英語を学んでいきましょう。

 

 

I did not escape justice, (but) I fled injustice and persecution - political persecution.

正義から背いたのではなく、私は不正や迫害…政治的迫害から逃げたのだ。

*not A but B構文
*fled…flee「逃げる」の過去形
*injustice…反対を意味する接頭語「in-」と、justice「正義」より
*persecution…迫害

 

 

<Having endured more than 400 days of inhumane treatment in a system (designed to break me and unwilling to provide even minimal justice)>, I was left with no other choice, but to protect myself and my family.

最低限の正義でさえも発言させてくれないほど「私」を破壊するようにデザインされたシステム(刑務所)の中で非人間的な扱いを400日以上も耐え続けてきました…私には私自身と家族を守ることしか残されていないのです。

*Having〜,…独立分詞構文(理由、条件などを表します)
*endure…耐える
*inhumane…また同じく反対を意味する接頭語「in-」に、humane「人間的な」
*a system (designed〜)…( )内が長いため後ろから修飾している分詞
*no A but B構文

 

 

It was a difficult decision and a risk one only takes if (I) resigned to the impossibility of a fair trial.

公正な裁判を諦めた場合のみ取るべきリスク…それはとても難しい判断でした。

*It was A if〜…強調構文「〜したとすればそれはAだった」
*resign to A…Aに屈する、Aに諦める

今回の場合、否定(impossibility)に諦めるので、a fair trial諦めるになる。

 

 

<With the strings being pulled and manipulated by those that set on securing confession or a conviction>, whose only goal is to save face.

必死の自白、守るべき信念にさえ攻撃してくる…そんな人たちにとって人たちによって全て操られている中で戦う裁判なんて、自分の面目を守ることしかできないでしょう。

*訳し方のポイントは「, whose」で前から訳し下ろす
*With〜, が分詞構文(副詞的用法)で、条件(状況)を表す
*set on A…Aを攻撃する、侵害する

 

You know, what happened in Pearl Harbour?

では、真珠湾(戦争)で何が起こったでしょう。

*You know…会話の間を埋める時によく使われる

 

Did you [fore]see Pearl Harbour happen?

Did you [fore]see Pearl Harbour happen?

真珠湾(戦争)で起こったことを予期できたでしょうか。

*[fore]see A do…Aが〜するのが分かる(見える)

2度同じこと(正直3回目、そして次に4回目。笑)言っているだけあり、ここはゴーン氏が強調したい部分であります。

 

Did you notice what happened in Pearl Harbour?

真珠湾(戦争)で起こったことに気付くことができたでしょうか。

 

 

So you are telling me and asking me how I did not notice, and I was not even in my country that something like this was being cooked against me?

まさにあなた方は「いかに私が気付かなかったか」をお尋ねしていますが…このような陰謀が水面下で着々と進められていた、自分の国にすらいなかったのです。

*being cooked…調理される→悪だくみされている

I'm cookedで「もうおしまいだ、終わった」状態を表現されるのですが、this(悪だくみ) was being cooked against meで、「自分に対して計画が進行していた」という意味になります。

 

And you are telling me how did I not? I didn't notice it!

いかに気付かなかったか?そのままですよ!

 

 

And I didn't notice it because it is true that when it is planned, and it is confidential, and it is secret, well it happens you will be surprised, and I was surprised.

何故ってそれは計画されていたもので、それは機密情報で、それは秘密で…それが実際に起こったら驚くでしょう。

私は驚きましたよ。

*A because B…英語は結果→理由の順番で書くことが多い
*it is true that〜…強調構文で、that以下が正しいに違いないと強調したい

 

 

 

カルロス・ゴーン氏による記者会見から読み解く英文法まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

彼の演説を背景から読み解くと、多くの新聞社での報道と少しずつ「客観的に」見えてきませんか?

 

彼はアクセントが強いですが、それでも英語の勉強になるのでぜひ英語(英字幕付きでOK)なので見てみてください。

 

 

ざきやま

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